TCP の輻輳制御 (スロースタート・輻輳回避) と QoS は AP科目Aで問われる新傾向。基本的な動作を押さえましょう。
TCP は信頼性のあるトランスポート層プロトコル。
再送制御・順序制御・輻輳制御 の機能を持ちます。
輻輳制御って何?
ネットワーク混雑時に送信レートを下げる制御。
スロースタートで指数的に増やし、閾値を超えたら線形増加 (輻輳回避)、パケットロスを検知したら急減、というのが TCP の基本動作よ。
QoS は…?
Quality of Service。
帯域・遅延・ジッタなどの通信品質を保証する技術。
VoIP やビデオ会議など、リアルタイム性が重要な通信で使います。
DiffServ と IntServ の2方式が AP 出題範囲。
AP では『TCP の輻輳ウィンドウ』『DiffServ の DSCP フィールド』『QoS で保証するもの』が頻出。
確認クイズ
TCP の輻輳制御における『スロースタート』の動作として、最も適切なものはどれか。
- 送信ウィンドウサイズを一定値に固定して送信する
- 送信ウィンドウサイズを最初は小さく取り、ACK 受信ごとに指数的に増やす
- パケットロスが発生したら送信ウィンドウを 0 にして再送のみ行う
- 受信側のバッファ容量と無関係に常に最大速度で送信する
こたえを見る
正解: 2. 送信ウィンドウサイズを最初は小さく取り、ACK 受信ごとに指数的に増やす
スロースタートは送信ウィンドウサイズを 1 セグメントから始め、ACK 受信ごとに倍々 (指数的) に増やしてネットワークの帯域を探る方式。閾値 (ssthresh) を超えると輻輳回避フェーズで線形に増加します。