TCP の輻輳制御と QoS

スロースタート・輻輳回避の動作、UDP との使い分け、QoS (DiffServ) の基本を整理。

TCP の輻輳制御 (スロースタート・輻輳回避) と QoS は AP科目Aで問われる新傾向。基本的な動作を押さえましょう。

鳴海 理央(普段) 鳴海 理央

TCP は信頼性のあるトランスポート層プロトコル。
再送制御・順序制御・輻輳制御 の機能を持ちます。

砂原 ニコ(普段) 砂原 ニコ

輻輳制御って何?

緒方 ナオミ 先生(笑顔) 緒方 ナオミ 先生

ネットワーク混雑時に送信レートを下げる制御。
スロースタートで指数的に増やし、閾値を超えたら線形増加 (輻輳回避)、パケットロスを検知したら急減、というのが TCP の基本動作よ。

藤咲 まりあ(普段) 藤咲 まりあ

QoS は…?

鳴海 理央(普段) 鳴海 理央

Quality of Service。
帯域・遅延・ジッタなどの通信品質を保証する技術。
VoIP やビデオ会議など、リアルタイム性が重要な通信で使います。
DiffServ と IntServ の2方式が AP 出題範囲。

緒方 ナオミ 先生(普段) 緒方 ナオミ 先生

AP では『TCP の輻輳ウィンドウ』『DiffServ の DSCP フィールド』『QoS で保証するもの』が頻出。

確認クイズ

TCP の輻輳制御における『スロースタート』の動作として、最も適切なものはどれか。

  1. 送信ウィンドウサイズを一定値に固定して送信する
  2. 送信ウィンドウサイズを最初は小さく取り、ACK 受信ごとに指数的に増やす
  3. パケットロスが発生したら送信ウィンドウを 0 にして再送のみ行う
  4. 受信側のバッファ容量と無関係に常に最大速度で送信する
こたえを見る

正解: 2. 送信ウィンドウサイズを最初は小さく取り、ACK 受信ごとに指数的に増やす

スロースタートは送信ウィンドウサイズを 1 セグメントから始め、ACK 受信ごとに倍々 (指数的) に増やしてネットワークの帯域を探る方式。閾値 (ssthresh) を超えると輻輳回避フェーズで線形に増加します。

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