PM 分野のまとめ。AP科目B問9 では PERT/EVM の計算と100-200字記述が中心。本章の要点を再確認します。
PM 分野は知識問題と計算問題のバランスが取れた分野。
EVM・クリティカルパス計算が確実にできれば、科目Aで4問・科目B問9で40点以上が射程に入るわ。
科目B問9 の典型構成: ① プロジェクトの状況 (長文) ② 進捗計算 (SPI/CPI 等) ③ リスク対応の選択 ④ ステークホルダー対応の記述 (100-200字)。
記述で気をつけることってある?
(1) 設問の問いに正対する、(2) 主語と述語を明確にする、(3) 字数の8〜9割で収める、(4) 専門用語を1つ以上含める。
これだけで部分点を取りやすくなるわ。
EVM の計算、何度も練習しますぅ!
EVMを同じ時点の三つの金額で解く
計画時点の予算総額BACが1,000万円、評価日に完了予定だった作業の予算PVが500万円、実際に完了した作業の予算価値EVが400万円、実コストACが480万円とします。まず日付と単位をそろえ、SV=EV−PV=−100万円、SPI=EV÷PV=0.8 なので計画より遅れています。次に CV=EV−AC=−80万円、CPI=EV÷AC≒0.83 なので予算効率も悪化しています。差が負、指数が1未満なら不利と覚えるだけでなく、EVを基準に予定と実費を比較すると式を再現できます。
今後も同じコスト効率が続くという前提なら、丸める前のCPIを使い、完成時総コスト見積りは EAC=BAC÷CPI=1,200万円、残作業コスト見積りは ETC=EAC−AC=720万円 です。過去の差異が一時的で今後は当初予算どおりなら別のEAC式を使うため、問題文の前提を読まずに式を固定しないようにします。PVを実際の支払額、EVを売上高と読み違えるのが典型誤答です。いずれも作業を予算額へ換算した管理値です。
状況記述を根拠・判断・行動で組み立てる
記述問題は、①設問が求める対象と時点に下線、②本文から事実を二つ抽出、③PM用語で判断、④誰が何をどうするかを書く、の順で組み立てます。上の例で遅延への対応を問われたなら、「SPIが0.8でクリティカルパス上の作業が遅延しているため、当該作業へ要員を追加し、後続作業への影響と新しい完了見込みを関係者へ共有する」のように、数値根拠と具体行動をつなげます。
「コミュニケーションを強化する」「適切に対応する」だけでは、対象も行動も採点者へ伝わりません。逆に本文にない新システム導入や契約変更を勝手に追加すると、状況設定から外れます。PERTでは依存関係を書き、各経路の所要時間を合計して最長経路をクリティカルパスとして特定します。EVMは進捗と費用、PERTは作業順序と工期を扱うため、数値が似ていても混ぜずに解きます。
確認クイズ
AP科目B問9 (PM) で頻出の出題形式として、最も適切なものはどれか。
- プログラミングコードの不具合修正
- プロジェクトの状況設定 + EVM/クリティカルパス計算 + 対応策の100-200字記述
- SQL 文の作成と性能チューニング
- ネットワークの構成図とサブネット設計
こたえを見る
正解: 2. プロジェクトの状況設定 + EVM/クリティカルパス計算 + 対応策の100-200字記述
AP科目B問9 (PM) の典型は『プロジェクトの状況設定 (長文) → 計算 (EVM・CPM) → 状況対応の記述』。記述では設問に正対し、専門用語を含めた100-200字で答えるのが基本。