WBS はスコープ管理の中核。階層的に作業を分解し、抜け漏れを防ぐツールです。
WBS (Work Breakdown Structure) は、プロジェクト全体を階層的な作業単位に分解した構造のことです。
その最下位の単位を『ワークパッケージ』と呼びます。
ねえねえ、どこまで細かく分解すればいいの? 細かすぎてもキリなくない?
目安は『8〜80時間で完了する』『1人または1チームで担当できる』『見積りと進捗管理ができる粒度』の3つ。
これを 8/80 ルールと呼ぶのよ。
WBS と一緒に何を作るんですかぁ?
補足すると、WBS 辞書 (各ワークパッケージの詳細説明) と、スコープ記述書 (含める作業と除外する作業の明示) も併せて作成します。
スコープ管理で最も大事なのは『スコープクリープ』(無秩序な要件追加) を防ぐこと。
WBS と変更管理プロセスがその砦になるの。
確認クイズ
WBS (Work Breakdown Structure) の役割として、最も適切なものはどれか。
- プロジェクトの作業を時系列で並べ、各作業の前後関係を表現する
- プロジェクトの全成果物・作業を階層的に分解し、漏れなくスコープを明確化する
- プロジェクトのリスクを発生確率と影響度のマトリックスで整理する
- プロジェクトの組織構造を表すロール配置を可視化する
こたえを見る
正解: 2. プロジェクトの全成果物・作業を階層的に分解し、漏れなくスコープを明確化する
WBS は『成果物 (or 作業) を階層的に分解』することで、スコープの漏れを防ぐツール。1 はガントチャート/PERT 図、3 はリスクマトリックス、4 は組織図 (OBS) の役割。