BCP/DR は AP科目Aと科目B問10 で頻出。RPO・RTO の定義と差を確実に理解しましょう。
BCP (Business Continuity Plan) は事業継続計画。
DR (Disaster Recovery) は IT/システム面での災害復旧計画。
BCP の方が広く、DR は BCP の一部。
RPO と RTO、いっつもごっちゃになるんだよね…
対比で覚えるのが一番。
RPO (Recovery Point Objective) は『データ損失を許容する時間幅』、RTO (Recovery Time Objective) は『システム復旧までの時間目標』。
具体例で教えてほしいですぅ〜!
例: RPO=1時間/RTO=4時間 → ① 障害発生時、最大1時間分のデータが失われても許容、② 復旧は4時間以内に完了。
これを満たすには毎時間バックアップ + 4時間以内の代替系起動が必要、というふうに対策が決まります。
AP では『RPO/RTO の定義』『シナリオから RPO・RTO の必要値を判断』が頻出。
RPO=0 はリアルタイム冗長 (高コスト)、RTO=0 はホットスタンバイ (高コスト)、というコスト感覚も持っておきましょう。
具体的にどんな対策の選択肢があるの?
RPO 短い → リアルタイム同期レプリケーション。
RPO 中 → 1時間毎バックアップ。
RPO 大 → 日次バックアップ。
RTO 短い → ホットスタンバイ・地理的冗長。
RTO 中 → ウォームスタンバイ。
RTO 大 → コールドスタンバイ・現地復旧。
📝 過去問サンプル (記述設問)
A社は基幹システムについて RPO=1時間、RTO=2時間 の目標を定めた。これを実現するインフラ構成として有効な方策を、80字以内で記述しなさい。
【模範解答 (例)】 本番系と同時稼働するホットスタンバイ系を地理的に 離れた DC に配置し、DBは1時間以内のレプリケーション 間隔で同期する構成とする。(75字) 【減点ポイント】 × 「バックアップを取る」だけ → 頻度・配置が無い × ホットスタンバイ無しで RTO=2時間達成は困難 × 字数オーバー
確認クイズ
災害復旧 (DR) における RPO と RTO の説明として、最も適切なものはどれか。
- RPO = システム復旧目標時間 / RTO = データ損失許容時間
- RPO = データ損失許容時間 / RTO = システム復旧目標時間
- RPO = 復旧費用上限 / RTO = 復旧時間上限
- RPO = 復旧時の人員数 / RTO = 復旧時の機材数
こたえを見る
正解: 2. RPO = データ損失許容時間 / RTO = システム復旧目標時間
RPO (Recovery Point Objective) はデータ損失を許容する時間幅 (= 障害時にどれくらい前のバックアップが許せるか)、RTO (Recovery Time Objective) はシステム復旧までの時間目標。両者は混同しやすいので Point/Time の対比で覚えましょう。