品質管理ツールは AP科目Aで頻出。QC7つ道具と新QC7つ道具の使い分けが問われます。
QC7つ道具: パレート図・特性要因図 (フィッシュボーン)・ヒストグラム・散布図・管理図・チェックシート・グラフ。
新QC7つ道具: 親和図・連関図・系統図・マトリックス図・アローダイアグラム (PERT)・PDPC・マトリックスデータ解析法。
うーん、違いがよくわかんない…
QC7つ道具は『定量データ (数値) を扱う』、新QC7つ道具は『言語データ (定性) を扱う』というのが大きな違いよ。
パレート図ってなんですかぁ〜?
原因や問題を出現頻度の高い順に棒グラフで並べて、累積比率を折れ線で重ねた図ですね。
『重要な少数』、つまり2割の原因が8割の問題を生むという部分を見つけるのに使います。
APでは『この説明はどのQC道具か』『パレート図の読み方』がよく問われるのよ。
目的からQC道具を選ぶ
障害件数を減らす活動を例にします。最初に障害種別ごとの件数をチェックシートで集め、重要な少数へ集中するならパレート図を作ります。最多の「入力チェック漏れ」について、担当者、手順、環境、設計などの原因候補を特性要因図で広げます。レビュー時間と障害件数の関係を確かめるなら散布図、週ごとの不良率が偶然の変動範囲かを見るなら管理図を使います。一つの道具で分析を完結させず、目的に応じて連結するのが実務的です。
| 知りたいこと | 選ぶ道具 | 誤答になりやすい道具との違い |
|---|---|---|
| 少数の重点項目は何か | パレート図 | ヒストグラムは値の分布を見る |
| 結果に影響する原因候補は何か | 特性要因図 | 散布図は二変数の関係を測る |
| 工程が時間的に安定しているか | 管理図 | 折れ線グラフだけでは管理限界を判定しない |
| 複雑な問題の実施順序は何か | PDPC | PERTは作業日程と依存関係を扱う |
パレート図と管理図を数値で読む
障害100件の内訳が入力40、権限25、性能15、表示10、その他10なら、上位2項目の累積比率は(40+25)÷100=65%です。棒を多い順に並べ、累積折れ線が大きく上昇する左側を改善候補にします。ただし「必ず上位20%の原因が80%を占める」という法則ではありません。影響度や修正費用も考慮し、件数が少なくても重大なセキュリティ障害を除外しない判断が必要です。
管理図では、中心線の周囲に上方管理限界UCLと下方管理限界LCLを置きます。点が限界内でも、片側に連続する、一定方向に並ぶなど非ランダムなパターンがあれば特別原因を疑います。管理限界は工程データから見る安定性の境界であり、顧客要求である規格限界とは別物です。「限界内だから製品仕様も合格」「相関があるから一方が原因」という推論が典型誤答です。
確認クイズ
問題の原因や項目を出現頻度の多い順に棒グラフで示し、累積比率を折れ線で重ねた QC 7つ道具はどれか。
- 特性要因図
- パレート図
- 散布図
- ヒストグラム
こたえを見る
正解: 2. パレート図
パレート図は『重要な少数』を見つけるのに使う図。特性要因図 (フィッシュボーン) は原因の階層整理、散布図は2変数の相関分析、ヒストグラムは分布の形状確認に使います。