システム企画と調達 — RFI/RFP/RFQ

調達プロセスと各文書の役割、提案評価の進め方を整理。

システム企画から調達への流れは AP のストラテジ・PM 両方で問われます。RFI/RFP/RFQ の使い分けと提案評価を押さえます。

鳴海 理央(普段) 鳴海 理央

システム調達は RFI (情報収集) → RFP (提案依頼) → RFQ (見積依頼) → 契約 → 実装、という順で進みますね。

砂原 ニコ(普段) 砂原 ニコ

RFPって何を書くの?

緒方 ナオミ 先生(笑顔) 緒方 ナオミ 先生

プロジェクトの目的や背景、要件 (機能・非機能)、スケジュール、予算枠、評価基準、契約条件などを書くのよ。
受注者はそれに対する提案書 (Proposal) を返してくる、という流れね。

藤咲 まりあ(普段) 藤咲 まりあ

提案の評価ってどうするんですかぁ?

鳴海 理央(普段) 鳴海 理央

評価基準を事前に決めて、技術評価と価格評価で重み付けし、総合点で選定するのが一般的です。
重要案件では複数社から提案を取って比較しますね。

緒方 ナオミ 先生(普段) 緒方 ナオミ 先生

APでは『RFI/RFP/RFQの順序と内容』『提案評価のプロセス』が頻出ということね。

三つの文書を調達段階で比較する

文書発注者が知りたいこと依頼内容の具体度
RFI市場にどんな製品・技術・実績があるか低い。候補を広く調査する
RFP要件をどう実現するか中〜高。提案内容を比較する
RFQ条件を満たす場合の価格・納期はいくらか高い。条件をそろえて見積りを比較する

例えば「クラウド型会計システムにどんな選択肢があるか」を広く尋ねる段階はRFIです。必要機能、利用者数、可用性、移行期限を示し、構成や導入方法を提案してもらう段階がRFPです。仕様が固まり、同じ条件で価格を求める段階がRFQです。

重み付き評価を計算する

技術70%、価格30%で評価し、A社が技術80点・価格60点なら 80×0.7+60×0.3=74点。B社が技術70点・価格90点なら 70×0.7+90×0.3=76点 です。この条件ではB社が上ですが、必須要件を満たさない提案は点数計算前に除外します。

砂原 ニコ(普段) 砂原 ニコ

値段を聞きたいなら、最初からRFQを全社に送れば早くない?

鳴海 理央(普段) 鳴海 理央

要件や市場相場が不明なままでは、各社の前提が違って見積りを公平に比較できません。
未知が多い段階ではRFIで情報を集めます。

藤咲 まりあ(普段) 藤咲 まりあ

RFPは契約書そのものですかぁ?

緒方 ナオミ 先生(笑顔) 緒方 ナオミ 先生

いいえ、提案を求める文書よ。
提案評価、交渉、選定を経て契約するの。
試験では文書名だけでなく『情報』『提案』『見積り』のどれを求めているかに線を引きましょう。

確認クイズ

RFI (Request For Information) の主な目的として、最も適切なものはどれか。

  1. ベンダーから具体的な見積りを取得する
  2. ベンダーの能力・実績・製品情報を広く収集し、調達対象候補を絞り込む
  3. ベンダーへ要件を提示し、提案書の提出を求める
  4. 選定したベンダーと契約を締結する
こたえを見る

正解: 2. ベンダーの能力・実績・製品情報を広く収集し、調達対象候補を絞り込む

RFI は調達プロセスの最初期段階で、ベンダーの能力・製品情報を広く収集し、絞り込むための文書。1 は RFQ、3 は RFP、4 は契約段階に対応します。

緒方ナオミ先生、藤咲まりあが桜並木をお散歩を楽しむ様子

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