システム企画から調達への流れは AP のストラテジ・PM 両方で問われます。RFI/RFP/RFQ の使い分けと提案評価を押さえます。
システム調達は RFI (情報収集) → RFP (提案依頼) → RFQ (見積依頼) → 契約 → 実装、という順で進みますね。
RFPって何を書くの?
プロジェクトの目的や背景、要件 (機能・非機能)、スケジュール、予算枠、評価基準、契約条件などを書くのよ。
受注者はそれに対する提案書 (Proposal) を返してくる、という流れね。
提案の評価ってどうするんですかぁ?
評価基準を事前に決めて、技術評価と価格評価で重み付けし、総合点で選定するのが一般的です。
重要案件では複数社から提案を取って比較しますね。
APでは『RFI/RFP/RFQの順序と内容』『提案評価のプロセス』が頻出ということね。
三つの文書を調達段階で比較する
| 文書 | 発注者が知りたいこと | 依頼内容の具体度 |
|---|---|---|
| RFI | 市場にどんな製品・技術・実績があるか | 低い。候補を広く調査する |
| RFP | 要件をどう実現するか | 中〜高。提案内容を比較する |
| RFQ | 条件を満たす場合の価格・納期はいくらか | 高い。条件をそろえて見積りを比較する |
例えば「クラウド型会計システムにどんな選択肢があるか」を広く尋ねる段階はRFIです。必要機能、利用者数、可用性、移行期限を示し、構成や導入方法を提案してもらう段階がRFPです。仕様が固まり、同じ条件で価格を求める段階がRFQです。
重み付き評価を計算する
技術70%、価格30%で評価し、A社が技術80点・価格60点なら 80×0.7+60×0.3=74点。B社が技術70点・価格90点なら 70×0.7+90×0.3=76点 です。この条件ではB社が上ですが、必須要件を満たさない提案は点数計算前に除外します。
値段を聞きたいなら、最初からRFQを全社に送れば早くない?
要件や市場相場が不明なままでは、各社の前提が違って見積りを公平に比較できません。
未知が多い段階ではRFIで情報を集めます。
RFPは契約書そのものですかぁ?
いいえ、提案を求める文書よ。
提案評価、交渉、選定を経て契約するの。
試験では文書名だけでなく『情報』『提案』『見積り』のどれを求めているかに線を引きましょう。
確認クイズ
RFI (Request For Information) の主な目的として、最も適切なものはどれか。
- ベンダーから具体的な見積りを取得する
- ベンダーの能力・実績・製品情報を広く収集し、調達対象候補を絞り込む
- ベンダーへ要件を提示し、提案書の提出を求める
- 選定したベンダーと契約を締結する
こたえを見る
正解: 2. ベンダーの能力・実績・製品情報を広く収集し、調達対象候補を絞り込む
RFI は調達プロセスの最初期段階で、ベンダーの能力・製品情報を広く収集し、絞り込むための文書。1 は RFQ、3 は RFP、4 は契約段階に対応します。